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来有

らいゆう
名詞
1
標準
文例 · 用例
(明治四十年十一月十二日『東京朝日新聞』)         三十七      ロシアの蟻 露国のカザン大学は古来有名な科学者の出た処である。
寺田寅彦 話の種 青空文庫
貴下は、将来有望の士だと思います。
太宰治 青空文庫
然るに日露戦争に於ける戦勝の結果は、国民他に何等の得る処なく、却つて従来有し来りし自信力は、一転化して自負心となれり。
押川春浪 警戒すべき日本 青空文庫
これについては現に理化学研究所|平田理学士によって若干の実験的研究が進行しているが、これもやはり広義の拡散的漸進的現象に伴なう、不連続的あるいは局発現象であって、従来有りふれの単純な拡散の理論だけでは、間に合わない筋のものであろうと思われる。
寺田寅彦 自然界の縞模様 青空文庫
来有声映画はもちろん音楽ではない。
寺田寅彦 映画雑感(1) 青空文庫
来有名なる、岩代国会津の朱の盤、かの老媼茶話に、奥州会津|諏訪の宮に朱の盤という恐しき化物ありける。
泉鏡花 遠野の奇聞 青空文庫
来有島は自分自身には確実に生活の根拠を有つて居るのであるから狩太農場を解放して小作人に与へても其生活は何等脅威されないが、私共が若し左様に土地を解放して与へたなら生活の根柢を全く破壊されて了ふのである。
有島武郎 狩太農場の解放 青空文庫
それに『将来有望』と附加しなければ気が済まないやうな型だ、何かしら次に出て来なければならない筈だといふ批評的立前から、ものを言つてゐるのである、『神泉氏は恐らく昨今に於ては、一つの転機に立つてゐるのではないかと思はれる』といつた批評がこれまで幾度となく繰り返されてきた。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫