野寺
のでら
名詞
標準
文例 · 用例
其処で、野寺の観音堂の拝殿へ上り、其方盲人にて角觝は成るまじ、腕おしか頭はりくらか此の二つの中にせむ。
— 泉鏡太郎 『怪力』 青空文庫
▲小野寺松美君 水彩『花』は呼かけるなつかしみのある画で、考慮の深いすぐれた何物かを握つてゐる人だから勉強次第だと思はれる。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
それから、この佐々木の友人で、フランス語学校で同じ高等科にいた小野寺というのと知った。
— 大杉栄 『自叙伝』 青空文庫
」 小野寺は得意になって、やはり佐々木と同じように少々ズウズウ弁ながら、多少演説口調で言った。
— 大杉栄 『自叙伝』 青空文庫
そして僕も、高橋大尉と一緒にこんな学問をしている小野寺をうらやましがった。
— 大杉栄 『自叙伝』 青空文庫
そして小野寺や佐々木に頼んで、社会学の本だの、その基礎科学になる心理学の本だのを借りて、まるで分りもしないものを一生懸命になって読んだ。
— 大杉栄 『自叙伝』 青空文庫
小野寺はまた僕に仏文のルボン著『民衆心理』というのは面白い本だから読めと言って勧めた。
— 大杉栄 『自叙伝』 青空文庫
宿を朝鳥と共に立ち出でて、途に神野寺を過ぎ、左に日本武尊を祀れる白鳥神社の石段を見上げて、右折すれば、九十九谷に出づ。
— 大町桂月 『房州紀行』 青空文庫