疇
疇
名詞
標準
文例 · 用例
範疇、当為、止揚、妥当などというむつかしい言葉も今日ではもう日用語になりきってしまった。
— 九鬼周造 『外来語所感』 青空文庫
だが日本で普通に言はれてるやうな範疇の詩人(彼等は全く没思想である)にも、また勿論ニイチェは理解されない。
— 萩原朔太郎 『ニイチェに就いての雑感』 青空文庫
日本の詩人は、芭蕉、西行等の古から、大正昭和の現代に至るまで、皆一つの極つた範疇を持つて居る。
— 萩原朔太郎 『ニイチェに就いての雑感』 青空文庫
その範疇といふのは、単に感覚や気分だけで、自然人生を趣味的に観照するのである。
— 萩原朔太郎 『ニイチェに就いての雑感』 青空文庫
多くの知識婦人に見る範疇として、彼女の容姿は瘠形で背が高く、少し黄色味のある皮膚をもった神経質の女であった。
— 萩原朔太郎 『ウォーソン夫人の黒猫』 青空文庫
実にあらゆる一切の表現は、この二つの所属の中、何れかの者に範疇している。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
第二章 音楽と美術――芸術の二大|範疇―― 人間の宇宙観念を作るものは、実に「時間」と「空間」との二形式である。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
故に吾人のあらゆる思惟、及びあらゆる表現の形式も所詮この二つの範疇にすぎないだろう。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫