被せ
きせ
名詞頻度ランク #28299 · 青空 28 例
標準
not folding on a stitch but placing the fold (2mm) deeper past the stitch, folding the excess back to cover the stitch
文例 · 用例
濡れ蓆位被せたって、そんなものは問題じゃなかった。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
明治大学前に黒焦の死体がころがっていて一枚の焼けたトタン板が被せてあった。
— 寺田寅彦 『震災日記より』 青空文庫
いちばん偉い詩人のアルタは座を下りて來て、わたしを禮してじぶんの高い座にのぼせ(三字不明)の草蔓をわたしに被せて、わたしを賞める四句の偈をうたひ、じぶんは遠く東の方の雪ある山の麓に去った。
— 宮澤賢治 『龍と詩人』 青空文庫
その上に髑髏に柔かき帽子を被せたるを載せあり。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
が、まだその内に居殘つてゐた者たちは、ときどきこつそりと、部屋の中央にある、大きな、薄暗い塊りへ眼をそそぎながら、それが單に腐敗物の上に被せられてゐる大きな衣類に過ぎないことを望んでゐた。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から』 青空文庫
大丈夫だ、己が保證する‥‥‥』と、兄は直ぐに私の詞にかう被せた。
— 南部修太郎 『疑惑』 青空文庫
あなたの方は……」 まあ帰ってからゆっくりと思って、今日見つけた家の少し混み入った条件を行一が話し躊っていると、姑はおっ被せるように「今日は珍しいものを見ましたよ」 それは街の上で牛が仔を産んだ話だった。
— 梶井基次郎 『雪後』 青空文庫
若僧は先ず自ら尻を高く端折って蓑を甲斐しく手早く着けて、そして大噐氏にも手伝って一ツの蓑を着けさせ、竹の皮笠を被せ、その紐を緊しく結んでくれた。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
作例 · 標準
「この着物の裾、被せが足りないから裏地がはみ出して見えるわよ。やり直しね。」
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熟練の仕立て屋は、コンマ数ミリ単位の被せを均等に入れ、完璧な裾のラインを作り上げる。
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「被せを入れることで、縫い目が直接肌に当たるのを防いで、着心地を良くしているんだ。」
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和裁の授業で、表地を少し控えて『被せ』を作る作業に苦戦し、何度も糸を解いた。
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