街図
がいず
名詞
標準
street map
文例 · 用例
長崎は要塞地帯だもの、五万分の一が手にはいらぬのは当然だったばかりでなく、通俗な市街図すら、当時は手に入れることができなかった。
— 長崎チャンポン――九州の巻―― 『安吾の新日本地理』 青空文庫
十月初めに信州へ旅行して颱風の余波を受けた各地の損害程度を汽車の窓から眺めて通ったとき、いろいろ気のついたことがある、それがいずれも祖先から伝わった耐風策の有効さを物語るものであった。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
キャディが三人、一人はスマートで一人はほがらかな顔をしているがいずれも襟頸の皮膚が渋紙色に見事に染めあげられている。
— 寺田寅彦 『ゴルフ随行記』 青空文庫
一層偶然の著しき場合は、例えば鉛筆を尖端にて直立せしめ、これがいずれの方向に倒るるかという場合、あるいは賽を投げて何点が現わるるかというごとき場合なり。
— 寺田寅彦 『自然現象の予報』 青空文庫
彼の理論、ことに重力に関する新しい理論の実験的証左は、それがいずれも極めて機微なものであるだけにまだ極度まで完全に確定されたとは云われないかもしれない。
— 寺田寅彦 『アインシュタイン』 青空文庫
むつまじげに話しながら、楽しげに歌いながら拾っています、それがいずれも十二三、たぶん何村あたりの農家の子供でしょう。
— 国木田独歩 『春の鳥』 青空文庫
ただこれぎりなら夏らしくもないが、さて一種の濁った色の霞のようなものが、雲と雲との間をかき乱して、すべての空の模様を動揺、参差、任放、錯雑のありさまとなし、雲を劈く光線と雲より放つ陰翳とが彼方此方に交叉して、不羈奔逸の気がいずこともなく空中に微動している。
— 国木田独歩 『武蔵野』 青空文庫
「午后は第一学年は修身と護身、第二学年は狩猟術、第三学年は食品化学と、こうなっていますがいずれもご参観になりますか。
— 宮沢賢治 『茨海小学校』 青空文庫
作例 · 標準
「ほら、この駅前の街図を見てよ。あの細い路地を抜ければ、目的地への近道になりそうだね。」
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スマホのバッテリーが切れてしまい、駅の改札口にあった古びた街図だけを頼りに予約したホテルを探した。
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この観光用の街図には、主要なスポットだけでなく、地元民しか知らないような隠れ家的なカフェまで描かれている。
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図書館の郷土資料室で大正時代の街図を見つけ、すっかり様変わりしてしまった昔の街並みに思いを馳せた。
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