白菅
しらすげ異読 シラスゲ
名詞
標準
Carex alopecuroides var. chlorostachya (species of sedge)
文例 · 用例
旅憎は溷鼠染と云っている栲の古いどろどろしたような単衣を着て、頭に白菅の笠を被り、首に頭陀袋をかけていた。
— 田中貢太郎 『貧乏神物語』 青空文庫
なお、榛はハギかハンかという問題で、「いざ子ども大和へはやく白菅の真野の榛原手折りてゆかむ」(巻三・二八〇)の中の、「手折りてゆかむ」はハギには適当だが、ハンには不適当である。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
その次の歌、「白菅の真野の榛原ゆくさ来さ君こそ見らめ真野の榛原」(同・二八一)もやはりハギの気持である。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
「いざ子ども」は、部下や年少の者等に対して親しんでいう言葉で、既に古事記応神巻に、「いざ児ども野蒜つみに蒜つみに」とあるし、万葉の、「いざ子ども大和へ早く白菅の真野の榛原手折りて行かむ」(巻三・二八〇)は、高市黒人の歌だから憶良の歌に前行している。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
これは寧ろ、黒人の、「いざ児ども大和へ早く白菅の真野の榛原手折りて行かむ」(巻三・二八〇)の方が優っているのではなかろうか。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
だから時にはつぎの歌のように、原作の生彩を失って、おさまり過ぎた感じに堕ちることもあるし、花におく露をしづけみ白菅の真野のはぎ原しをれあひにけりいざ児ども倭へはやくしらすげの真野のはり原手折りてゆかむ 万葉 三時には同じ形の発想を用いながら、もっと冷たい感じを出すこともある。
— 風巻景次郎 『中世の文学伝統』 青空文庫
作例 · 標準
湿地に生える白菅は、風に揺れて涼しげだ。
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白菅の群生する場所は、美しい景観を作り出す。
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昔の人々は白菅を使って様々な生活用品を作っていた。
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