養蚕家
ようさんか
名詞
標準
sericulturist
文例 · 用例
だが、生糸が下落して、惨憺たる目に逢った養蚕家は製産費の低減、製産額の増加によって防止する外にないと考えた。
— 直木三十五 『大阪を歩く』 青空文庫
十六七の際には、学業不勉強の罰とあって一切書籍を取上げられ、爾後養蚕専門たるべしとの宣告の下に、近所の養蚕家に入門せしめられた。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
但右の養蚕家入門中、桑を切るとて大きな桑切庖丁を左の掌の拇指の根にざっくり切り込んだ其|疵痕は、彼が養蚕家としての試みの記念として今も三日月形に残って居る。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
しかるにまた全国養蚕家の数は明治十五年の調査にて七五万二五〇三戸なればこれに桑葉および桑葉製糸を配当すれば、一戸につき桑圃は一反四畝一九歩、桑葉は三二六貫八〇〇目、製糸は八斤強の平均にあたれりという。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
あのころ上州三社といって、土地の養蚕家が自発的に結束して作った手繰りの製糸会社が三つあった。
— 柳田国男 『故郷七十年』 青空文庫
例えば改良された蚕種は、蚕の生命の安全率を犠牲にすることを免れないが、之は養蚕家(主として農民)にとっては極度に不利で、之に反し製糸業資本家にとっては極度に有利な「改良」の意味なのである。
— 戸坂潤 『科学論』 青空文庫
なぜなら製糸業者は、少数の合格した繭に就いてだけ貫当りの相場で養蚕家へ支払えばよいからである。
— 戸坂潤 『科学論』 青空文庫
作例 · 標準
祖父は明治時代から続く養蚕家で、高品質な絹糸を生産していました。
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近年、若い養蚕家たちが伝統的な技術を守りながら、新しい挑戦を始めています。
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この地域では、多くの養蚕家が協力し合い、地域の産業を支えています。
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