逃げて
にげて
感動詞
標準
escape!
文例 · 用例
たまらなくなって便所へ逃げて行った。
— 太宰治 『弱者の糧』 青空文庫
「だいいち」と私は思ふのだつた、「あの女は、俺を嫌つてもゐないのだし、それにむかふの男がそんなに必要でもなかつたのだ……あれは遊戯の好きな性の女だ……いつそ俺をシンから憎むで逃げてくれたのだつたら、まだよかつただらう……」 実際、女は慥かにさういふ性の女だ。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
序でに言ふが、物質文明にいちばん卑さを刺戟された奴が、すつかり物質の中に逃げて行つて、その中でばかり生きてゐるために卑しいと一寸見做しがたくなつてゐる奴が珍しくない。
— 中原中也 『生と歌』 青空文庫
相手は逃げて向うの電柱の頂へ止まる。
— 寺田寅彦 『病院風景』 青空文庫
爺さんの留守をねらつて、あの婆さんを、えい、とばかりにやつつけて逃げて來た。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
べつに怪我も無い樣子だが、よくあの火の中を無事で逃げて來られたね。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
あのたいへんな火事場に、私ひとりを置いてどんどん逃げて行つてしまふんだもの。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
まくら辺に子を坐らせて、まじまじとその顔を見れば、逃げてゆきしかな。
— 伊藤左千夫 『『悲しき玩具』を読む』 青空文庫
作例 · 標準
「建物が崩れるぞ! 早くそこから逃げて!」
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「危ない、逃げて! 後ろに怪物がいるわ!」
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「ここは僕が食い止めるから、君たちは今のうちに逃げてくれ!」
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