説き聞かす
とききかす
動詞
標準
文例 · 用例
会計係が解り易い日本語で、小切手の決して心配な物で無い事、銀行へ持つて行けば何時でも好きな銀貨や銅貨に替へて呉れる事を説き聞かすと、中村氏は幾らか納得が往つたやうな素振で、地球でも包まれさうな大風呂敷に、その小切手一枚を畳み込んで大事に持つて帰つたさうだ。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
尤も私は藩の学校などでも講義をするのは人よりもうまかったから、人中で喋る事は多少の自信もあったのであるが、忘れもせぬ、学区取締となった最初に、小学校設置の必要を松山の有志者に説き聞かす時、少しいい詰って、出来そこなった事がある。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
国民大衆はもはや失敗した外交の主体などの説ききかすことに耳を傾けなくなるのが自然だろう。
— 戸坂潤 『思想議会たるを知れ』 青空文庫