組織体
そしきたい
名詞
標準
organizational entity
文例 · 用例
すなわち従来普通に考うるごとく、弾性体を等質なるものと考えず複雑なる組織体と考えて、その内部における弱点の分布の状況等に関し全く新しき考えよりして実験的研究を積むも無用にあらざるべきか。
— 寺田寅彦 『自然現象の予報』 青空文庫
かように或る言語を形づくる音単位は、それぞれ一をもって他に代え難い独自の用い場所を有する一定数のものに限られ、しかも、これらは互いにしっかりと組合って一つの組織体または体系をなし、それ以外のものを排除しているのである。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
資本主義がすさまじい勢力を以て発展して、国際的威力として、プロレタリア階級に迫ってきた時、労働者階級の中から、吾々自身のインタナショナル的な組織体を作って、資本主義に対抗しようとした。
— 黒島伝治 『反戦文学論』 青空文庫
例へば「ガラス」の描写にしても、ガラスといふ物質は最も重要な他の物質と異なる組織体として、透明であるといふこと、このことは硝子を描く上に無視出来ない筈であるが、彼の「ガラス」の描写には色彩と線との構成的成功があつたが物質の質の説明がなかつた。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
これは西洋のいろいろな国々では一種の公共的な組織体だといふこと。
— 岸田國士 『対話』 青空文庫
購買対象の組織体として、図書館界を計算に入れる事を、出版界は忘れていると思うのである。
— 中井正一 『図書館法と出版界』 青空文庫
ちょうど昔、語部というものがあって、もの憶えのよい個人が歌のようにして歴史を憶えていたのに、今、民族を単位として、巨大な組織体として、図書館が、綜合目録で、またマイクロ・フィルムによってそれを交換しながら、全記録を残すことを試みようとしているのである。
— ――個人的なものから集団的なものへ―― 『歴史の流れの中の図書館』 青空文庫
図書協会も、単一の組織体として、緊密な連絡を保って、近代図書館の装いを調えようとしている。
— ――図書館法成立にあたって 『「焚書時代」を脱却』 青空文庫
作例 · 標準
地域住民と行政が一体となり、新しい組織体としてまちづくりを進めている。
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企業やNPOだけでなく、家族もまた社会を構成する重要な組織体である。
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この研究では、昆虫のコロニーを一つの巨大な組織体と見なし、その行動原理を分析する。
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