鼻っ柱
はなっぱしら
名詞
標準
aggressiveness
文例 · 用例
「鼻っ張りが強い」という言葉は、「五分も引かぬ」「理が非でも勝つ」という意志が鼻っ柱に充実している場合を指す事は明らかであります。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
「ヨシ、ごろつき奴、死ぬまでやってやる」私はこう怒鳴ると共に、今度は固めた拳骨で体ごと奴の鼻っ柱を下から上へ向って、小突き上げた。
— 葉山嘉樹 『淫賣婦』 青空文庫
同志貴司は、同志小林の卓抜な闘志、前進性などの根源を同志小林のゆるがぬ党派性の上に認識せず、具体的な革命的実践と切りはなして、「鼻っ柱」のつよさ、「強がり」、「偏狭性」、「馬車馬的な骨おしみ知らず」、「田舎者の律気」などに還元している。
— ――誤れる評価との闘争を通じて―― 『同志小林の業績の評価に寄せて』 青空文庫
十六 理窟をよく云うし、鼻っ柱が強い、去年死んだ東惣平という弁護士。
— 直木三十五 『死までを語る』 青空文庫
それは鼻っ柱のつよそうな、きれいな顔をした男で、漆のように黒ぐろとした渦まき髪と、やっと生えかけたちょび髯が、その顔をふちどっている。
— LEDI MAKBET MCENSKOVO UEZDA 『ムツェンスク郡のマクベス夫人』 青空文庫
それから、桃を半分、種のあるほうだぜ、あいつをしゃぶってみたいよ」 彼は考える――「もし母さんが、僕を可愛くって食べちまうっていうんだったら、きっと真っ先に、鼻っ柱へ齧りつくだろう」十五 時々は、姉のエルネスチイヌも兄貴のフェリックスも、遊び倦きると、自分たちの玩具を気前よくにんじんに貸してやる。
— POIL DE CAROTTE 『にんじん』 青空文庫
こうっと――そうよなあ、傷口を検て菜切りと睨んだんだが、玉が四時と来て、その下の土が八つ半からの雨にしこたま濡れてるとすりゃあ、彦の鼻っ柱の千里利きじゃねえが、他から運んだと見当が立たあな。
— 梅雨に咲く花 『釘抜藤吉捕物覚書』 青空文庫
鼻っ柱が強かったわけさ。
— 上 『カラマゾフの兄弟』 青空文庫
作例 · 標準
彼は鼻っ柱が強いので、決して他人に頭を下げない。
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若い頃は自分の鼻っ柱が邪魔をして、失敗することも多かった。
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その政治家は鼻っ柱が強く、反対意見にも耳を傾けようとしない。
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