赤母衣
あかほろ
名詞
標準
文例 · 用例
これははなやかな甲冑陣太刀のよそおいで、黄母衣、白母衣、赤母衣、を背にながし、ゆるい虹のように場内を一|周した。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
……とうとうたる太鼓……型のごとき黄母衣、赤母衣、白母衣の伝令三|騎が、番外の五番|試合を各所の控え所へふれて、虹のように試合場のまわりを一|巡する…… 水をうったように、群集のこえと黄塵がしずまって、ふたたび、御岳の広前に森厳な空気がひっそりと下りてきた。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
敵の宿屋七左衛門も、自己の一突きで赤母衣の小武者は死したものと思い、踵を回して、十四、五間も先へ歩を移していた。
— 第九分冊 『新書太閤記』 青空文庫