謎を解く
なぞをとく
表現動詞-五段-カ行
標準
to solve a mystery
文例 · 用例
或はまた不可思議な自然の謎を解くための鍵のやうにも思つて居た。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
七|里の途はたゞ山ばかり、坂あり、谷あり、溪流あり、淵あり、瀧あり、村落あり、兒童あり、林あり、森あり、寄宿舍の門を朝早く出て日の暮に家に着くまでの間、自分は此等の形、色、光、趣きを如何いふ風に畫いたら、自分の心を夢のやうに鎖ざして居る謎を解くことが出來るかと、それのみに心を奪られて歩いた。
— 国木田独歩 『畫の悲み』 青空文庫
七里の途はただ山ばかり、坂あり、谷あり、渓流あり、淵あり、滝あり、村落あり、児童あり、林あり、森あり、寄宿舎の門を朝早く出て日の暮に家に着くまでの間、自分はこれらの形、色、光、趣きを如何いう風に画いたら、自分の心を夢のように鎖ざしている謎を解くことが出来るかと、それのみに心を奪られて歩いた。
— 国木田独歩 『画の悲み』 青空文庫
それはあるいはK君の死の謎を解く一つの鍵であるかも知れないと思うからです。
— ――或はKの溺死 『Kの昇天』 青空文庫
乗り合いはこはそもいかにと見る間に、渠は手早く、一頭の馬を解き放ちて、「姉さん済みませんが、ちょっと下りてください」 乗り合いは顔を見合わせて、この謎を解くに苦しめり。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
しかし私は、三週間ばかり前から大評判になっている「檜御殿」の謎を解く目的でこの筆を執ったのではない。
— 夢野久作 『鉄鎚』 青空文庫
又それだけのことを知ったのでは、この事件の謎を解くにはまだ不十分であった。
— 岡本綺堂 『有喜世新聞の話』 青空文庫
「見た目はのほほんとしているが、こいつの裏には恐ろしい話が潜んでいるのか……だからこいつはその謎を解くための、罪を裁くための手がかりというわけだな。
— THE ADVENTURE OF THE BLUE CARBUNCLE 『蒼炎石』 青空文庫