僻む
ひがむ
動詞-五段-マ行
標準
to have a warped view
文例 · 用例
」 縋りつきて、「ひがむんだね、ああ、つい、ああもしてあげよう、こうもしてあげて、お前さんの喜ぶ顔が見たいと思うことが山ほどにあるけれど、一ツも思うようにならないので、それでつい僻むのだよ。
— 泉鏡花 『照葉狂言』 青空文庫
楽しきも憂きもつらきも世の中は心一つの置きどころから道知れる人の心をこころにてわれはがほせぬ人ぞ貴人鈍人もさかしらせねば貴人ぞ貴人さびようたて僻むな身のままの本性に逆はぬ事とわざ行ひゆかばつつみ無からん或る時。
— 與謝野禮嚴 『禮嚴法師歌集』 青空文庫
どうせ俺ア不幸だよ、――由坊みたいに綺麗じゃないからな……」「まア黒ちゃん、ソンナこというもんじゃないわよ、あんた、あたしを疑ぐってんの、そんなに僻むもんじゃないわよ」 由子も、自分の言葉に我れしらず亢奮して眼を見張った。
— 蘭郁二郎 『夢鬼』 青空文庫
私はその主人に忠実な犬だとぐらゐしか思つて居ないけれども、僻む人には毎晩隣の犬に怪まれねばならないと云ふことがいい感じを与へないであらう。
— 與謝野晶子 『隣の家』 青空文庫
僻むのは当然だ当然だ!
— 国枝史郎 『血ぬられた懐刀』 青空文庫
それこそ、少し外国語が読め、外国の小説を少し翻訳し、外国の雑誌の受売りを少しすれば、それで外国文学者にされてしまふ国も有難い国ですが、人が何か云へば、すぐに「えらさうに」と僻む国民性にも困つたものです。
— 岸田國士 『島国的僻見』 青空文庫
今の神尾としては、誰ひとり振向くものもなし、振向くものの面は冷たいと思って、僻むところを、こういうふうに温かに取扱われると、悪い気持はしない。
— 椰子林の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
僻むな、そうして物羨みをするな。
— 国枝史郎 『任侠二刀流』 青空文庫
作例 · 標準
世の中を僻んで見てばかりいても、何も事態は好転しない。
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彼は成功者たちの努力を無視して、ただ僻むようなことばかり言っている。
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現実を直視せず、環境のせいにして僻むのはもうやめにしよう。
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標準
to feel that one has been unfairly treated
作例 · 標準
弟ばかり可愛がられていると、兄である彼はいつも僻んでいた。
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正当な評価が得られないからといって、上司を僻むのは逆効果だ。
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自分の不遇を僻む暇があるなら、新しいスキルを身につける努力をするべきだ。
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標準
to be jealous
作例 · 標準
彼女が自分より先に結婚したことを、内心で僻んでいる自分に嫌気がさす。
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宝くじに当たった隣人を僻むなんて、みっともない真似はしたくない。
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親友の活躍を僻むのではなく、良きライバルとして刺激を受けたいものだ。
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