苦しがる
くるしがる
動詞-五段-ラ行
標準
to suffer
文例 · 用例
そしてそいつが胸の上できつちり締らなくなつたり、咽喉をしめつけたりすると、人は大變苦しがる。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から』 青空文庫
仕方なしにモトの木賃宿に帰って来ると泣面に蜂という文句通りに、大惣が大熱を出いて、煎餅布団をハネ除けハネ除け苦しがる。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
夫人は泣いてばかりいて、おりおり胸がせき上がってくるようにして苦しがるのである。
— 葵 『源氏物語』 青空文庫
しかるに僕のは、しるこ屋の前を通る、いろんな色の餅菓子やあんころ餅などが店にならべてある、堪らなくなって飛びこむ、片っ端から平らげて行く、満腹どころかのどにまでもつめこんでうんうん苦しがる、というようなすこぶる下等な夢だ。
— 大杉栄 『獄中記』 青空文庫
アランの言葉などをひいて、筆者は情感を傾けその点の賞讚を惜しまないのであるけれど、そのようなものとして作者の生きる情熱の本質が見られ得るならば、何故に「くれない」の明子が、自身の努力と生とに絶望するほど苦しがるそのいきさつを、「当然うく可き刑罰で」あると冷酷らしく観ることが出来るのだろう。
— 宮本百合子 『婦人と文学』 青空文庫
けれどもTは、私が苦しがる度びに云ひました。
— ――野上彌生様へ 『私信』 青空文庫
彼はその時から、苦しがる少女に附添って面倒をみる。
— 原民喜 『火の唇』 青空文庫
彼はその時から、苦しがる少女に附添つて面倒をみる。
— 原民喜 『火の唇』 青空文庫
作例 · 標準
腹痛で激しく苦しがる愛犬を抱き上げ、深夜でも診てくれる動物病院へ急行した。
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熱が出てうなされている子供が苦しがる様子を見て、母親は一晩中付き添って看病した。
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毒を飲まされた悪役が地面をのたうち回り、無様に苦しがる演技が非常にリアルだった。
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