生臭
なまぐさ
名詞
標準
something that smells of fish or blood
文例 · 用例
實生活の生臭い風にお顏を撫でられるのが、とてもとても、いやなんだ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
母親はまず最初の試みに注意深く色と生臭の無い魚肉を選んだらしい。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
孵化場から今帰りがけのところとみえて、彼が近づくと生臭い香いがあたりに香った。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
』と氣遣顏の私さへ、其生臭い肉を口中充滿に頬張つて居つたのである。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
人參も、干瓢も、もさ/\して咽喉へつかへて酸いところへ、上置の鰺の、ぷんと生臭くしがらむ工合は、何とも言へない。
— 泉鏡太郎 『火の用心の事』 青空文庫
生臭いにおいがプンとして、はき気を催しそうだった。
— 織田作之助 『ひとりすまう』 青空文庫
怖くないことを示すという自尊心が、ぼくをして生臭い石油をまるで毒薬をのむ様な悲壮な表情で飲ませてしまったのだ。
— 織田作之助 『ひとりすまう』 青空文庫
鰯の煮物を作るにも、しそと土しょうがをいれ、酢と醤油以外に水を使わず、些も生臭味の出ない様に煮るこつを心得ているといった風で、やもめ暮しに重宝であった。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
作例 · 標準
台所のゴミ箱から生臭い匂いが漂ってきたので、慌てて消臭スプレーを撒いた。
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事件現場には、鉄のような生臭い血の臭いが充満しており、刑事たちは表情を曇らせた。
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魚を捌いた後の包丁には独特の生臭さが残るため、塩と熱湯で丁寧に洗う必要がある。
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標準
meat and fish
作例 · 標準
精進料理の期間中は、一切の生臭を断ち、野菜と豆類を中心とした食事を摂る。
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寺院に生臭を持ち込むことは禁忌とされており、信徒たちは厳格にその決まりを守っていた。
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修行僧が夜こっそり生臭を食べているという噂が流れ、寺の中に緊張が走った。
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標準
degenerate monk
作例 · 標準
彼は托鉢で集めた金を酒や博打につぎ込む、評判の悪い生臭だ。
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経も満足に読まず、世俗の欲望にまみれたあの生臭に、先祖の供養を頼みたくはない。
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信心深かった祖母も、葬儀にやってきた態度の悪い生臭を見て、すっかり愛想を尽かしてしまった。
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