放物
ほうぶつ
形容詞-語幹
標準
parabolic
文例 · 用例
もはや爆裂するだけの勢力のない火弾が、空気の抵抗のためにその速度を失って、重力のために放物線を描いてたれ落ちるのである。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
せっかく親から享けたあたら眉毛を剃り落し、嫁入り前の若い身で一たん青眉にし、その上へすすきの葉のようにほそい放物線を描いたりしているのは、あまり美的なものとは言えないのである。
— 上村松園 『眉の記』 青空文庫
その放物線の果てがどこで終るのかと心配になるほど髪の生えぎわまでものばしている描き眉にいたっては、国籍をさえ疑いたくなるのである。
— 上村松園 『眉の記』 青空文庫
而も、「もの」と言ふ語の多く出て来る例として、○わが地とうすはきいませと進るみてぐらは、明妙・照妙・和妙・荒妙にそなへまつりて、見明物鏡、翫物玉、射放物弓矢、打断物大刀、馳出物御馬、……に至るまでに、横山の如、几物に置き足らはして……(遷却祟神祭)が挙げられよう。
— ――語尾「し」の発生―― 『形容詞の論』 青空文庫
数学上においては剛体の衝突に関する法則、放物線体形の鏡面の磨き方、透視のこと、曲線の弧長を求めることなどの研究があり、一張双曲面の二組の母線をも発見した。
— 三上義夫 『芸術と数学及び科学』 青空文庫
ところが、つぎの右かくしから、ふいに紙ぎれが一つ飛び出して、空中に放物線を描き、ルージンの足もとに落ちた。
— フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 『罪と罰』 青空文庫
作例 · 標準
ボールの放物運動の軌跡を計算することで、落下地点を正確に予測することができる。
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噴水から吹き出した水が、太陽の光を浴びて美しい放物線を描きながら落ちていく。
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授業で放物面鏡の性質について学び、光が集まる仕組みに興味を持った。
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