滅尽
めつじん
名詞
標準
文例 · 用例
何ぞ猥りに神威を疑ひ、大神の怒、天地滅尽、じゆいそぜらるの時来らむを恐れざるや。
— 木下杢太郎 『南蛮寺門前』 青空文庫
不図気がつくと、世界滅尽の大活劇が一秒の後に迫つて来たかと見えた。
— 石川啄木 『雲は天才である』 青空文庫
しかるに、今むやみに合祀を励行し、その跡を大急ぎに滅尽し、古蹟、古文書、什宝、ややもすれば精査を経ずに散佚亡失するようでは、わが邦が古いというばかりで古い証拠なくなるなり。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
しかるに何の惜しげなくこれを滅尽するは、科学を重んずる外国に対して恥ずべきの至りなり。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
答ふ、大術経によるに、仏涅槃ののち、はじめの五百年には、大迦葉らの七賢聖僧、次第に正法をたもちて滅せず、五百年ののち、正法滅尽せんと。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
「当来の世に経道滅尽せんに、われ慈悲哀愍をもって特にこの経を留めて止住すること百歳ならしめん。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
『大無量寿経』には、「当来の世に、経道滅尽せんに、われ慈悲哀愍をもつて特にこの経を留めて止住すること百歳ならしめん。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
国民に雄大な気象が欠けており、閑雅なる風趣を滅尽しようとしている。
— 流転の巻 『大菩薩峠』 青空文庫