ペロペロ
ペロペロ異読 ぺろぺろ
副詞副詞-と
標準
licking
文例 · 用例
浚渫船のデッキには、石油缶の七輪から石炭の煙が、いきなり風に吹き飛ばされて、下の方の穴からペロペロ、赤い焔が舌なめずりをして、飯の炊かれるのを待っていた。
— 葉山嘉樹 『浚渫船』 青空文庫
※リットルのビールを二杯注文して第一杯はただひと息、第二杯は三口か四口に飲んでしまって、それからお皿に山盛りのチキンライスか何かをペロペロと食ってしまった、と思うともう楊枝をくわえてせわしなく出て行った。
— 寺田寅彦 『破片』 青空文庫
「ちょっと……」 男は食堂の女を呼んで、「――この娘に、にぎり寿司食わせてやってくれ、それからビールもう一本……」 にぎり寿司が来ると、娘はむさぼるように口へ放り込んで、またたく間に食べてしまい、皿についている飯粒を、舌の先でペロペロと拾った。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
あすこへ廻りますから、」「へい、へい、ペロペロの先生の。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
三町四方に蚤の飛ぶのも聴えるこの耳に、うるそうてならんわい」 と、言いざまに、煙の如く消え去り、さらばじゃという声は、遙か天井より聴えたが、それから毎夜乾の方に星の流れる頃には、必ず現われて、まず蝮蛇の頭をペロペロとくらったあと、鳥人の術の伝授に掛り、三年掛った。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
女に会うという期待の下へ消していた「おれはスリを働いた」という悔恨の火が、会えずに帰る北山の背中に執拗に迫り、それを振り切って逃げようと焦る行手には、恐怖が怪獣のように立ちはだかり、ペロペロと法律の赤い舌を出しているのだった。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
とうとう明神下の神田川まで草臥れ足を引摺って来たのが九時過ぎで、二階へ通って例の通りに待たされるのが常より一層待遠しかったが「こうして腹を空かして置くのが美食法の秘訣だ、」と、やがて持って来た大串の脂ッこい奴をペロペロと五皿平らげた。
— 内田魯庵 『二葉亭余談』 青空文庫
殊に蜜柑と樽柿が好物で、見る間に皮や種子を山のように積上げ、「死骸を見るとさも沢山喰ったらしくて体裁が宜くない、」などと云い云い普通の人が一つ二つを喰う間に五つも六つもペロペロと平らげた。
— 内田魯庵 『二葉亭余談』 青空文庫
作例 · 標準
子猫は母猫の毛並みを一生懸命ペロペロ舐めていた。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
暑い日にアイスキャンディーを食べる子供たちは、口の周りをペロペロさせている。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
「おいしい!」と、彼は皿に残ったソースまでペロペロと舐め尽くした。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
標準
(eating up) quickly
作例 · 標準
お腹を空かせた子供たちは、出されたお菓子をあっという間にペロペロと食べた。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
彼女は忙しい朝でも、トーストをペロペロと平らげて仕事に向かう。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
「こんなに美味しい料理、ペロペロって食べちゃったよ!」
Illusions AI · gemini-2.5-flash