一枚下
いちまいした
名詞
標準
one step lower
文例 · 用例
――切手を、日本の郵便切手を一枚下さい。
— 岡本かの子 『雪の日』 青空文庫
立つ四五日前に、先生は僕をご自分のお宅に呼んで、そうして僕に先生のお写真を一枚下さった。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
僕んとこはもう新円が十二円しかない」「少しはこれで君も貯金が出来るだろう」 ひやかしながら、本棚の本を一冊抜きだして、バラバラめくっていると、百円札が一枚下に落ちた。
— 織田作之助 『鬼』 青空文庫
「ええ、困るんですよ、昨夜もまるッきり寐ないんですもの、身体中ぞくぞくして、どうも寒いじゃアありませんか、お婆さん堪らないから、もう一枚下へ着込んで行きましょうと思って、おお、寒い。
— 泉鏡花 『註文帳』 青空文庫
板子一枚下は地獄である。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
一体人間の皮膚と言う奴は、勿論生きている人間の、而も薄い上皮ではなくあの屍人のそれの様に一枚下の厚い奴の事だよ。
— 大阪圭吉 『カンカン虫殺人事件』 青空文庫
といっしょで、果然上張りの一枚下からにょっきりと正体を現わしたものは、画面だけを切り抜いた名画雪舟の一幅でした。
— 身代わり花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
髪は文金の高島田に結いあげ、召し物帯いっさいが女の服装でありながら、一枚下はあきらかに男性だったのです。
— 身代わり花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4