有り合う
ありあう
動詞-五段-ウ行動詞-自動詞
標準
to happen to be present
文例 · 用例
悪魔……」 と叫びましたが、有り合う椅子にドッカと腰を下して、眼を閉じ口を一文字に結んでさも口惜しそうに――「宝蛇だ。
— 夢野久作 『白髪小僧』 青空文庫
そうして自分は有り合う提灯に火を灯して、窓の外へ出まして、そこらをよく検めて見ますと、石畳のあすこここに、一粒か二粒|宛紅玉が落ちています。
— 夢野久作 『白髪小僧』 青空文庫
けれども紅木大臣がこの室を出ると間もなく、有り合う椅子にドッカと腰を下して、腕を組み眼を閉じてじっと考え込みました。
— 夢野久作 『白髪小僧』 青空文庫
有り合う竹の皮の草履を突かけて出ると、式台の脇柱に繋いだ西村家の赤馬が前掻きするのを、ドウドウと声をかけながら表門の閂を外した。
— 夢野久作 『名君忠之』 青空文庫
それから車仕掛になった頑丈な容器をゴロゴロと、有り合う台の上に引出しましたが、一息吐く間もなく、やおら上半身を傾けまして、全身を繃帯で棒のように巻き立てられた少女の強直屍体を、ズルズルと床の上に抱え下しました。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
ようがす、夫れじゃァ参りやしょう」有り合う布呂敷へ模型を包んだ。
— 国枝史郎 『天主閣の音』 青空文庫
先生はじめ有り合う人々興をさまし、口を閉じ互いに顔を見合わせ、なににたとえん方もなく茫然たるありさまなり。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
おきぬ (必死と有り合う物を投げつけ)何をしやがるんだ。
— 長谷川伸 『沓掛時次郎 三幕十場』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日有り合うについて考えている。
有り合うという言葉は日本語で重要だ。
彼は有り合うの意味を理解している。
この文には有り合うが含まれている。