俗眼
ぞくがん
名詞
標準
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文例 · 用例
褻畫淫曲は、拙なるも猶人を動かすが、之に反して高尚な畫や雍雅の曲は、巧なるも猶俗眼俚耳の賞するところとはならぬ。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
誰か不朽といふ字を字書の中に置きて、而して世の俗眼者流をして縦に流用せしめたる。
— 北村透谷 『富嶽の詩神を思ふ』 青空文庫
悪を悪なりとし、善を善なりとし、不徳を不徳とし、非行を非行とするは、俗眼だも過つことなきなり、但夫れ悪の外被に蔽はれたる至善あり、善の皮肉に包まれたる至悪あるを看破するは、古来哲士の為難しとするところ、凡俗の容易に企つる能ざる難事なり。
— 北村透谷 『心機妙変を論ず』 青空文庫
我俗眼もて見れば、彼人は餘りに天人めきたり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
儒者棄場とは、學者を侮辱したるやうに聞ゆれど、儒學盛なるにつれて、儒葬行はれ、其儒葬のさまが、普通の葬式とは異なりて、餘りに無造作にて、俗眼には、たゞ死人を棄てに行くやうに見えしかば、世俗は世俗通りに解釋して、棄場とは云ひける也。
— 大町桂月 『豐島ヶ岡』 青空文庫
周囲の俗眼から奇矯とみられることにひるまない女、思うままに云い、好むるままに行い、東洋と西欧との教養がとけあっている女。
— 宮本百合子 『婦人と文学』 青空文庫
専門的なことは私には分らないが、俗眼を以て観れば、三木にあっては論理と直観とが同一線上に合体しているかのようである。
— 豊島与志雄 『三木清を憶う』 青空文庫
ひとえに俗眼の好むところにしたがうなども。
— 三宅花圃 『藪の鶯』 青空文庫
作例 · 標準
彼の画期的な理論は、当初は俗眼に映らなかったが、やがてその真価が認められた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
大衆の俗眼には理解しがたい、前衛的な芸術作品だった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
俗眼を気にせず、自分の信じる道を突き進むことが重要だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash