聚宝
しゅほう
名詞
標準
文例 · 用例
孝孺は終に聚宝門外に磔殺せられぬ。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
廖※廖銘は孝孺の遺骸を拾いて聚宝門外の山上に葬りしが、二人も亦収められて戮せられ、同じ門人|林嘉猷は、かつて燕王父子の間に反間の計を為したるもの、此亦戮せられぬ。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
『五雑俎』十二に、〈巴東寺僧青磁碗を得て、米をその中に投ず、一夕にして満盆皆米なり、投ずるに金銀を以て皆|然り、これを聚宝※という、国朝沈万三富天下に甲たり、人言うその家にかの宝盆ありと〉、これは少し入れると一盃に殖えるので、無尽の米絹とやや趣きが差う。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
その第一回は美妙の裸蝴蝶で大分前受けがしたが、第二回の『於母影』は珠玉を満盛した和歌漢詩新体韻文の聚宝盆で、口先きの変った、丁度|果実の盛籠を見るような色彩美と清新味で人気を沸騰さした。
— 内田魯庵 『鴎外博士の追憶』 青空文庫
また、毎戸の前隅に聚宝碑と名づくる小石碑あり。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫