後隊
こうたい
名詞
標準
文例 · 用例
後隊は真田幸村、毛利勝永兵一万二千。
— 菊池寛 『大阪夏之陣』 青空文庫
五日夜、幸村と勝永天王寺より平野に来り基次に云う、「今夜鶏明道明寺に会し、黎明以前に国分の山を越え、前後隊を合し、東軍を嶮隘に邀え、三人討死するか両将軍の首をとるかを決せん」と。
— 菊池寛 『大阪夏之陣』 青空文庫
先頭の一団は斧や鋸で生木を払って道を造り岩を砕いて野を開き川を埋めて橋を掛け後隊の便を計るようにすれば、後隊の方では眼を配ってダイヤル人種、マキリ人種などの食人種族の襲撃から免れしめるように心掛ける。
— 国枝史郎 『沙漠の古都』 青空文庫
前隊が行き過ぎたころ、伏兵が後隊との間に現はれ、大尉の憤戰死鬪は敵を潰走せしめたが、終にそこに戰死をされたのだつた。
— 長谷川時雨 『日本橋あたり』 青空文庫
このときドノバン、ウエップ、グロースの三人は、他の四人より一町ばかり前方を歩いていたが、とつぜん後隊をふりむいてさけんだ。
— 佐藤紅緑 『少年連盟』 青空文庫
山内が後隊についてゴタゴタと下艙へ降りて行くと、石黒隊の須田という兵長が蚕棚の下段へ大胡坐をかいて大きな声で怒鳴っていた。
— 久生十蘭 『ノア』 青空文庫
同じく後隊が鯉淵、蓮田、広木の三名。
— 佐藤垢石 『『七面鳥』と『忘れ褌』』 青空文庫
彼は其所で二時間余も待たされた後隊長の面前に引き出された。
— 宮地嘉六 『煤煙の臭ひ』 青空文庫