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胆汁質

たんじゅうしつ
名詞
1
標準
choleric temperament
文例 · 用例
三番目「仇討輪廻」では、多血質、胆汁質、神経質とでも言うか、とにかく性格のちがう三人兄弟の対仇討観らしいものが見られる。
寺田寅彦 自由画稿 青空文庫
淡水魚の、養殖とか漁獲とか製品保存とかいう、専門中でも狭い専門に係る研究なので、来ている研究生たちは、大概就職の極っている水産物関係の官衙や会社やまたは協会とかの委託生で、いわば人生も生活も技術家としてコースが定められた人たちなので、朴々としていずれも胆汁質の青年に見えた。
岡本かの子 金魚撩乱 青空文庫
素直なものは黙過され易いが、この作家のもののうちには、見得易からざる胆汁質的の頼もしさともいふべきものが含まれて居り、牛歩千里の趣きが期待されるのだ。
牧野信一 月評 青空文庫
全体の様子が胆汁質で、脂っこくて鈍重である。
国枝史郎 神州纐纈城 青空文庫
近江商人といふものは、自国では繁栄せずに、他国へ出て成功するのが特長であるのも、いろいろな原因もあるであらうが、一つは湿気を帯んだ湖の空気に、身も心も胆汁質に仕上げられ、怒りを感ぜず、隠忍自重の風が自然と積上つて来てゐるためかもしれぬ。
横光利一 琵琶湖 青空文庫
いつたい胆汁質といふものは、胆汁質それ自身では成功はし難く、他人の褌で相撲をとつて初めて役に立ち易いもので、腹黒とか陰険だとかいはれるのも、自然と他を利用するやうに出来上がつてゐるからである。
横光利一 琵琶湖 青空文庫
彼等は私のうちに現われる精神現象を一定の範疇と法則とに従って分類し、総括し、また私の記憶が視覚型に属するか、聴覚型に属するか、更に私の性格が多血質であるか、胆汁質であるか、等々、を決定する。
三木清 人生論ノート 青空文庫
胆汁質の神田八段、ハラワタが煮えくりかへつたであらう、まことに勝負の悪鬼、勝負はさういふものだ。
坂口安吾 散る日本 青空文庫
作例 · 標準
彼は典型的な胆汁質の持ち主で、情熱的だが一度怒り出すと手がつけられない。
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古代ギリシャの医学では、体液のバランスによって胆汁質などの四つの気質に分類した。
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胆汁質のリーダーは決断力が早いが、周囲への配慮が欠けがちなのが欠点だ。
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