旋律的
せんりつてき
名詞
標準
文例 · 用例
されば我我の讀者は、我我の詩から「拍節的な美」を味ふことができないだらうけれども「旋律的な美」を享樂することができる。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
「旋律的な美」それは言葉の美しい抑揚であり、且つそれ自らが内容の鼓動である所の、最も肉感的な、限りなく艶めかしい誘惑である。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
さらばこの美感の性質は、拍節的の者であるよりは、むしろより多く旋律的の者であることが推測される。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
具體的に言へば、この詩句の異常なる魅力は、主として言葉の音韻の旋律的な抑揚――必しも拍節的な抑揚ではない――にある。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
より複雜にして、より微妙なる、一つの旋律的なリズムがある、然り、水盤の中で遊泳して居る魚の美しい運動は、明らかに一つの音樂的樣式を語つてゐる。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
けれども旋律的な周期律を示して居る。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
かくの如きものは、よしたとへ「拍節的のもの」でないとしても、確實に言つて「旋律的のもの」である。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
既に述べた如く、自由詩の特色はその「旋律的な音樂」にある。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫