四君子
しくんし
名詞
標準
the four gentlemen (plum, chrysanthemum, orchid, and bamboo)
文例 · 用例
郷里の親戚や知人の家へ行けば、今でも春田のかいた四君子や山水の絵の襖や屏風が見られる。
— 寺田寅彦 『亮の追憶』 青空文庫
或る時、師匠から「四君子」と題が出て、三人の弟子は競うてかかりつめたが、誰れよりも早く仕上り、師匠の糸ぐせも巧みに出して、色彩りも鮮やかに人眼を惹いたのは、連之助の仕事であった。
— 矢田津世子 『※女抄録』 青空文庫
文人がよく描く四君子などでも一枝一葉さえも真似する事が出来ぬ。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
或は竹とともに南畫などに四君子として描かれる蘭の畫、それを見て多くの青年は何の興味をも起さない。
— 會津八一 『趣味の修養』 青空文庫
お画きになるのは休日の静かな午前などで、その絵は重に四君子などでした。
— 小金井喜美子 『鴎外の思い出』 青空文庫
兄はよく四君子を画いたり、庭を写生したりしたので、童子が牛に乗って笛を吹いている絵を殊によく画きました。
— 小金井喜美子 『鴎外の思い出』 青空文庫
そしてその脱俗の雅容は四君子の一にも算えられ、または「本は尺八中は笛末はそもじの筆の軸」とも謡われてことにゆかしい性質を持っている。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
それはしかし、あの四君子に喩へられてゐるやうな清楚なものではなく、何処か梅自身|欝々と病んでゐるかのやうな、重たい香りだつた。
— 犬養健 『朧夜』 青空文庫
作例 · 標準
水墨画の基本として、まずは蘭、竹、菊、梅の四君子から練習を始めた。
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この茶碗に描かれた四君子の絵柄は、気品と長寿を象徴している。
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四君子は文人が愛した植物の代表であり、東洋美術において重要なモチーフだ。
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