孕み
はらみ
名詞
標準
conception
文例 · 用例
彼は毎日海亀の脂や石焼の仔豚や人魚の胎児や蝙蝠の仔の蒸焼などの美食に※いているので、彼の腹は脂ぎって孕み豚の如くにふくらんでいる。
— 幸福 『南島譚』 青空文庫
吾人は今少なくとも有史以来の『得意』の舞台に大踏歩しつゝあり、と共に又|未だ嘗て知らざる大恐怖の暗雲を孕み来りつゝあり。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
人はこの刹那に於て、夢幻空華の生活より一躍直ちに真人の力と生命とを孕み来る也。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
また某夜などは、平太郎が寝ようと思って戸じまりをして室へ帰って来ると、孕み女が醜悪な容をして室の真中に仰向けになっていた。
— 田中貢太郎 『魔王物語』 青空文庫
「ところがまた、そういうのに限って、よく孕みやがるんでね。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
長い霖雨の間に果実の樹は孕み女のやうに重くしなだれ、ものの卵はねばねばと瀦水のむじな藻にからみつき、蛇は木にのぼり、真菰は繁りに繁る。
— 北原白秋 『水郷柳河』 青空文庫
殘忍なる蟋蟀は孕み、蝶は衰弱し、水仙はなぐさめなく、歸らぬ鳩は眩ゆきおもひをのみ殘し。
— 山村暮鳥 『聖三稜玻璃』 青空文庫
汝 に大空純銀船孕み水脈一念腹に臍あり。
— 山村暮鳥 『聖三稜玻璃』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は新しい命の「孕み」を感じ、胸が高鳴っていた。
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喜びと不安が入り混じった「孕み」の期間を、夫婦で支え合った。
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芸術家は、新しいアイデアの「孕み」に陣痛のような苦しみを感じるという。
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