霊説
れいせつ
名詞
標準
文例 · 用例
己は友達のさう云ふ様子を見る度に、古代の哲学にある一|人二霊説を思ひ出さずにはゐられない。
— THE MURDERS IN THE RUE MORGUE 『病院横町の殺人犯』 青空文庫
その結果、係官は木見武平を始め一同に対し、さらに気をつけるように命令した上で、「しかし幽霊説は問題にしませんよ。
— 海野十三 『四次元漂流』 青空文庫
幽霊説を蛇蝎のように嫌う一本気の田山課長が爆発させたかんしゃく玉はそれからこの事件の捜査を、以前とはうってかわった真剣なものにした。
— 海野十三 『四次元漂流』 青空文庫
自分の耳を疑ったことのない弁信が、かえって荒誕な怨霊説に耳を傾けるのが迷いでしょう。
— 無明の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
植物精霊信仰は、自然精霊信仰の一部にして、今日尚この民間信仰を有する未開民族に於ては、この信仰の結果たる植物精霊説話を、その説話界に発見し得可く、既にこの信仰の階級を遥か後に遺せる、今日の文化民族に於ては、その伝承の低級神話界に、この種の説話を発見し得可し。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
然れども、後世樹木精霊の信仰、漸く盛なるに及んで、かの説話とこの信仰と相合して、一個の大樹精霊説話を生じたり。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
思うに、植物精霊の信仰は、国民固有の信仰の一部ならんも、精霊説話は、一個の詩的産物として、或点に於ては、その起原を支那に求めざる可からず。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
「アイヌ」人は、植物精霊説話と称す可きものを有せざるも、尚植物に就て、興味ある説話を有す。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫