工廠
こうしょう
名詞
標準
arsenal
文例 · 用例
――前のは砲兵工廠の焚けた時で、續いて、日本橋本町に軒を連ねた藥問屋の藥ぐらが破裂したと知つたのは、五六日も過ぎての事。
— 泉鏡太郎 『露宿』 青空文庫
そして其の通を眞ツ直に壱岐殿坂を下ツて砲兵工廠の傍に出た。
— 三島霜川 『昔の女』 青空文庫
鐵道工廠の住宅地域!
— 萩原朔太郎 『散文詩・詩的散文』 青空文庫
鉄道|工廠の住宅地域!
— 萩原朔太郎 『散文詩集『田舎の時計 他十二篇』』 青空文庫
突当りの砲兵工廠の夜の光景は、楽天的に視ると、向島の花盛を幻燈で中空へ顕わしたようで、轟々と轟く響が、吾妻橋を渡る車かと聞なさるるが、悲観すると、煙が黄に、炎が黒い。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
△坂本清馬 幸徳方の玄關番なりしが故ありて幸徳と分離せり、砲兵工廠の巡羅をなせしこともあり、後熊本に赴き松尾等の評論に執筆せり。
— 石川啄木 『日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象』 青空文庫
「や、奥さんですか、大変なことでしたね、けがはなかったのですか」「私たちはなんともなかったのですが、やどが横須賀へ往ってるものですから、それを心配してるのですよ」 砲兵工廠に勤めている寿月君は、暑中休暇を利用して横須賀へ遊びに往っているところであった。
— 田中貢太郎 『変災序記』 青空文庫
「神田方面はひどい火事ですね、砲兵工廠も燃えていますよ」 寄宿舎の門からすぐ近くになった切支丹坂の方の空には、白い牛乳色をした入道雲のような雲が二つ盛りあがっていて、その下になった方が煙り立っていた。
— 田中貢太郎 『変災序記』 青空文庫
作例 · 標準
戦時中、この地域には大規模な海軍工廠があり、多くの労働者が兵器の製造に従事していた。
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工廠の跡地は現在、緑豊かな公園として整備されており、当時のレンガ造りの建物が一部保存されている。
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新型戦艦の建造計画は、工廠の総力を挙げて極秘裏に進められた。
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