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醒半

醒半
名詞
1
標準
文例 · 用例
夢を支配する自由 阿片やモルヒネの麻醉が、人を樂しく恍惚とさせるのは、それが半醒半夢の状態を喚起させ、夢を自由に幻想することができるからである。
萩原朔太郎 青空文庫
精神の眞の自由――自分の意志によつて、自分の意識を支配することの自由――は、ただ夢と現實の境、半醒半夢の状態にだけある。
萩原朔太郎 青空文庫
心理學者の誤謬 夢の解釋について、多くの心理學者に共通する誤謬は、覺醒時に於ける半醒半夢の状態から、眞の昏睡時の夢を類推することである。
萩原朔太郎 青空文庫
これ死者は陰府にありてこの世の成行を感知し得ず、半醒半眠の中にただ自己の痛苦否運を感ずるのみとの、時代信念を背景として読むべき箇処である。
内村鑑三 ヨブ記講演 青空文庫
復一は半醒半睡の朦朧状態で、仰向けに寝ていた。
岡本かの子 金魚撩乱 青空文庫
夢の研究をするのが本意では無いから、夢の事はこれに止めて、姑く措いて論ぜぬが、半醒半睡、若くは不醒不睡の夢といふものの由つて起るところを考察したならば人の身心の動作が、人よりのみ來らずして天の數より來ることの存するを明確に認めるを得るであらう。
幸田露伴 努力論 青空文庫
夢の研究をするのが目的では無いから、夢の事はこれに止めて此処では論じないが、半醒半睡もしくは不醒不睡の夢が、因って起こるところを考察したならば、人の身心の動作が人からだけ来るのでなく、天の数(自然の法則)からも来ることがあるのを明確に認められるだろう。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
われは光まばゆき洞窟の中に醒めしを姶とし、目しひたる少女を載せ來し翁に遭へるに至るまで、そのおほよそを語りしに、人々笑ひて、そは熱ある人の寒き夜風に觸れ、半醒半夢の間にありて妄想せるならんといへり。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫