宝蔵院流
ほうぞういんりゅう
名詞
標準
Hozoin-ryu (school of sojutsu)
文例 · 用例
」 と訊かれたので、にやにやしながら、「何流と名乗るほどのものはござらぬが、強いて申さば、一流でござる」 と、答えると、相手はカンカンになって、「当院は宝蔵院流といって、一度び試合を行えば必ず怪我人が出るというはげしい流儀じゃ。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
殿様は白柄組の中でも指折りの剣術の名人、宝蔵院流の槍も能く使わるると、お頭の水野様も日頃から褒めていられます。
— 岡本綺堂 『番町皿屋敷』 青空文庫
ただし後には槍がある、宝蔵院流の鎌槍がな。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
米友は心あって宝蔵院流の大乱れの型を用いているのではなかろうけれど、その構えがおのずからそうなっていることは争えません。
— 禹門三級の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
これは鎌宝蔵院流七十三手のうちには無い手です。
— 禹門三級の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
もと石見浜田の藩士で、初め荒木寛畝に画を学ばれましたが、武芸を好まれて、宝蔵院流の鎗術の皆伝を受けられたそうです。
— 小金井喜美子 『鴎外の思い出』 青空文庫
宝蔵院流の槍の名誉……名誉というほどではないが、それでも、毎朝槍|捌きの稽古には、たんぽの先で、若党の二、三人は突きのめそうという、それだけの心得はあったもので、刀は無念流、このほうだって、試合に出たと思うと、参ったッ!
— 新版大岡政談 『魔像』 青空文庫
口幅ったいようだが、拙者剣は東軍流、槍は宝蔵院流、小太刀は卜伝流、ことごとく皆伝だ、曲者の十人や二十人に恐れる拙者では無い、拙者一人が道を塞げば、池の端の一本道で、此方の防ぎは大丈夫、今晩の組子はことごとく向う側へ行って宜しい。
— 猿回し 『銭形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
宝蔵院流の槍術は、鎌のような形の十文字槍を使う独特の技法で知られている。
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彼は宝蔵院流の道場に通い、精神を研ぎ澄ましながら槍の修行に励んでいる。
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時代劇の中で、宝蔵院流の使い手が鮮やかな槍捌きで敵を圧倒するシーンに興奮した。
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