脾腹
ひばら
名詞
標準
one's side
文例 · 用例
脾腹が痛む、そして高い熱が出る。
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
と励ませば、八蔵はようように、脾腹を抱えて起上り、「あ痛、あ痛。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
」 と擦っては消し擦っては消し、ようよう点けたる提灯の燈明に照せば、煉瓦の塀と土蔵の壁との間なる細き小路に、窶れたる婦人|俯伏になりて脾腹を押え、鞠のごとくに身を縮めて呼吸も絶ゆげに苦めり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
」 と横のめりに平四郎、煙管の雁首で脾腹を突いて、身悶えして、「くッ、苦しい……うッ、うッ、うッふふふ、チ、うッ、うううう苦しい。
— 泉鏡花 『売色鴨南蛮』 青空文庫
」と逆に半身を折って、前へ折曲げて、脾腹を腕で圧えたが追着かない。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
白糸はその手に咬み着き、片手には庖丁振り抗げて、再び柄をもて渠の脾腹を吃わしぬ。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
聲の中に噫と一聲、床几から轉げ落ちさう、脾腹を抱へて呻いたのは、民子が供の與曾平親仁。
— 泉鏡花 『雪の翼』 青空文庫
吉次郎もおどろいて少しくその手をひこうとすると、うなぎは更にその尾をそらして、かれの脾腹を強く打ったので、これも息が止まるかと思うほどの痛みを感じた。
— 岡本綺堂 『魚妖』 青空文庫
作例 · 標準
転んだ拍子に、石に脾腹をぶつけてしまった。
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彼は痛そうに脾腹を抑え、うずくまった。
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激しい運動の後、脾腹が痛むことがある。
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