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たん
名詞
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標準
文例 · 用例
今少しく精細に云って見るならば、役人の家庭、職人の家庭、芸人の家庭、学者の家庭、新聞記者、政治家、農家、商家、其の外に貧富の差がある、智識の差がある、夫婦諸稼の家庭もある、那様奥様の家庭もある、女の多い家、男の多い家、斯く数えて来たらば際限がない。
伊藤左千夫 家庭小言 青空文庫
鹽花こそふらね跡は一まづ掃き出して、若那退散のよろこび、金は惜しけれど見る目も憎ければ家に居らぬは上々なり、何うすれば彼のやうに圖太くなられるか、あの子を生んだ母さんの顏が見たい、と御新造例に依つて毒舌をみがきぬ。
樋口一葉 大つごもり 青空文庫
那さまだとて金滿家の息子株が藝人たちに煽動られて、無我夢中に浮かれ立つとは事が違ふて心底おもしろく遊んだのではありますまい、いはゞ疳癪抑へ、憂さ晴らしといふやうな譯で、御酒をめし上つたからとて快くお醉ひになるのではなく、いつも蒼ざめた顏を遊ばして、何時も額際に青い筋が顯はれて居りました。
樋口一葉 この子 青空文庫
奧さまとろ/\としてお目覺れば、枕もとの縁がはに男女の話し聲さのみ憚かる景色も無く、此宿の的の、奧洲のと、車宿の二|階で言ふやうなるは、奧さま此處にと夢にも人は思はぬなるべし。
樋口一葉 われから 青空文庫
塩花こそふらね跡は一まづ掃き出して、若那退散のよろこび、金は惜しけれど見る目も憎ければ家に居らぬは上々なり、どうすればあのやうに図太くなられるか、あの子を生んだ母さんの顔が見たい、と御新造例に依つて毒舌をみがきぬ。
樋口一葉 大つごもり 青空文庫
かくして一失はれたる詩の旋律は、再度また此所に歸つて來た。
萩原朔太郎 青猫 青空文庫
そして都會の狹い露路裏に、稻荷の鳥居をくぐる藝者等は、彼等の弗箱である客や那等が、もつと足繁く通ふやうに乞うてるのである。
萩原朔太郎 宿命 青空文庫
その習慣がつかない中は、忌はしく煩はしいものであるが、一既に習慣がついた以上は、それなしに生活ができないほど、日常的必要なものになつてしまふ。
萩原朔太郎 僕の孤独癖について 青空文庫