様浅
ようあさ
名詞
標準
文例 · 用例
御父様御母様浅草、午前中さらった丈で夜は英語なんかちっとも見とれなかった。
— 一九一六年(大正五年) 『日記』 青空文庫
どんな事しても人民の方には判るまい――斯様浅墓な考を以て、当年も増税、明年も増税、諸君は止まる所を何となさるのでござりまするか』この時、彼は身心疲れ果てて、殆ど壇上に倒れるばかり、ぢツと双眼を閉ぢ、幾度も頭を振つて、また口を開いた。
— 木下尚江 『政治の破産者・田中正造』 青空文庫
あれ母様浅木様のお袴が、あんまり汚れてみつともない、一ツ拵へてお上げなされてはと、思はず口走りて母様に笑はれたる事もあり。
— 清水紫琴 『葛のうら葉』 青空文庫
若菜が世にも悩ましく美しく――これは化粧効果を形容した言葉で、若菜の顔の生理的評価ではありません――やるせなき様子に対して、長太郎博士は、言いようも無くむくつけき、今様浅黄裏の紳士だったのです。
— 野村胡堂 『音波の殺人』 青空文庫