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擦り抜ける

すりぬける
動詞
1
標準
文例 · 用例
擦り抜けると逃げた逃げた、一目散である。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
身の丈に余る粗朶の大束を、緑り洩る濃き髪の上に圧え付けて、手も懸けずに戴きながら、宗近君の横を擦り抜ける
夏目漱石 虞美人草 青空文庫
嫂の俥が自分の傍を擦り抜ける時、彼女は例の片靨を見せて「御先へ」と挨拶した。
夏目漱石 行人 青空文庫
あとから、脳巓の禿げた大男が絹帽を大事そうに抱えて身を横にして女につきながら、二人を擦り抜ける
夏目漱石 野分 青空文庫
それは多分、ものぐさからでもあつたらうが、或はまた、我が家の戸口を擦り抜けるのが年とともに困難になつて来たからでもあらう。
VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI ディカーニカ近郷夜話 後篇 青空文庫
」 宮子はもたれかかって来る二人の大きな脇の下から擦り抜けると、立ち上って髪を掻き上げた。
横光利一 上海 青空文庫
参木は群衆の中から擦り抜けると、この前秋蘭と逢った建物の前まで来かかった。
横光利一 上海 青空文庫
躍り出した勘助はさながら飛鳥、横擦り抜けると部屋を突っ切り、縁から雨戸、雨戸から庭へ!
国枝史郎 血煙天明陣 青空文庫
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