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現当

げんとう
名詞
1
標準
文例 · 用例
この人たちの文学はそれぞれ出現当時は新しいものでした。
織田作之助 猫と杓子について 青空文庫
これは、俗名と戒名と、現当過去、未来、志す処の差によって、おもいおもいにその姓氏仏号を記すのであろう。
遺稿 遺稿 青空文庫
そこを助ける、生きながら畜生道に落ちる処を救いたまわる、現当|利益、罰|利生、弘法様はあらたかやぞ。
泉鏡花 雪柳 青空文庫
「そのことなら――僕ア、星田代二という探偵作家の出現当時から疑惑の眼を向けていたのだよ。
佐左木俊郎 殺人迷路 青空文庫
V一号出現当時のロンドンその他の混乱はたいへんなものであったが、それの対策が出来ると共に、市民は平静さをとり戻し、被害は少なくなった。
海野十三 海野十三敗戦日記 青空文庫
現当二世の親の慈愛や、孝養を説く二童敵討その他の仇討物や、狂女物・継母物は皆、今も念仏者の謡ふ唱文の主題だ。
折口信夫 組踊り以前 青空文庫
現代新聞が言論上無力である原因の一つは、専ら著しい事象にその出現当時だけ注意を集中して、それの後作用を執拗に刺激したり追求したりしない、ということだ。
戸坂潤 世界の一環としての日本 青空文庫
トーキー出現当時にサイレント映画の芸術的優秀性を立証しようという妙な「美学」もあったらしいが、天然色映画に対しても無色映画を讃美する「美学」があるらしい。
戸坂潤 『唯研ニュース』 青空文庫