事々しい
ことごとしい
形容詞
標準
bombastic
文例 · 用例
田舎の小学校のことだから、卒業式の時には尋常三年でも事々しい答辞を級の代表生に朗読させるのが常だった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
長い事々しい警鈴の音、それは勃凸の胸をゑぐつたらう。
— 有島武郎 『骨』 青空文庫
こんな作に考証も事々しいが、他日の遺忘のためにただこれだけの事を書き留めておく。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書(初稿)』 青空文庫
手紙には退職慰労金の受け取り方に関する注意が事々しい行書で書いてあるのだった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
これが当時の新聞に「大杉栄等検挙さる」とかいう事々しい見だしで、僕等が酔っぱらって吉原へ繰りこんで、巡査が酔いどれを拘引しようとする邪魔をしたとか、その酔いどれを小脇にかかえて逃げ出したとか、いい加減な嘘っぱちをならべ立てた事件の簡単な事実だ。
— 大杉栄 『獄中記』 青空文庫
すると藤ノ方と相模とが驚いて左右に倒れたような姿になった時、いかにも事々しい心持がした。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
又我々の属性の部分々々でも、抽象的なものほど恐怖の念を唆る傾向のあつたもので、分裂などゝ言へば事々しいが、我身よりあくがれ出づる魂の不随意的な行動を、自ら恐れることすらあつた。
— 折口信夫 『髯籠の話』 青空文庫
後世では雛祭などと事々しいものになり、時期も三月三日の節句というようにきまったけれども、当初はもちろん祭ではなく、また時期も定まらずまったく少女たちのひいな遊び、すなわち雛遊びであるに過ぎなかったのである。
— 喜田貞吉 『オシラ神に関する二三の臆説』 青空文庫
作例 · 標準
単なる異動の挨拶にしては、ずいぶんと事々しい雰囲気で行われた。
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有名人が来るわけでもないのに、入り口に事々しい警備が立っている。
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ただの風邪なのに、大袈裟な検査をいくつも受けるのは事々しい。
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