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刈萱

かるかや異読 カルカヤ
名詞
1
標準
Themeda triandra var. japonica (variety of kangaroo grass)
文例 · 用例
一時、芸者の数が有余ったため、隣家の平屋を出城にして、桔梗、刈萱、女郎花、垣の結目も玉章で、乱杙逆茂木取廻し、本城の欄の青簾は、枝葉の繁る二階を見せたが、近頃いわれあって世帯を詰めて、稲荷様向うの一軒につづめたので、隣家はあたかも空屋である。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
松に舫った釣舟は、主人の情で、別荘の庭に草を植え、薄、刈萱、女郎花、桔梗の露に燈籠を点して、一つ、二見の名所である。
泉鏡花 浮舟 青空文庫
九月 宵々の稻妻は、火の雲の薄れ行く餘波にや、初汐の渡るなる、海の音は、夏の車の歸る波の、鼓の冴に秋は來て、松蟲鈴蟲の容も影も、刈萱に萩に歌を描く。
泉鏡太郎 五月より 青空文庫
桔梗、刈萱、女郎花、我亦紅、瑠璃に咲ける朝顏も、弱竹のまゝ漕惱めば、紫と、黄と、薄藍と、浮きまどひ、沈み靡く。
泉鏡太郎 婦人十一題 青空文庫
十月 藍あさき宵の空、薄月の夜に入りて、雲は胡粉を流し、一むら雨廂を斜に、野路の刈萱に靡きつゝ、背戸の女郎花は露まさる色に出で、茂れる萩は月影を抱けり。
泉鏡太郎 婦人十一題 青空文庫
――添へて刈萱の濡れたのは、蓑にも織らず、折からの雨の姿である。
泉鏡花 玉川の草 青空文庫
中に、千鳥と名のあるのは、蕭々たる夜半の風に、野山の水に、虫の声と相触れて、チリチリ鳴りさうに思はれる……その千鳥刈萱
泉鏡花 玉川の草 青空文庫
西市へはかなり遠かつた、萩、女郎花、刈萱、白い花、赤い花が咲きみだれた道で、私の好きな道であつた。
大田から下関 行乞記 青空文庫
作例 · 標準
秋の野山を歩くと、穂を赤らめたメガルカヤが風に揺れる姿が目を楽しませてくれる。
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万葉集の時代から、刈萱は秋の訪れを告げる代表的な草花として親しまれてきた。
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「この辺りに群生しているのは刈萱かな?夕日に照らされてとても綺麗だね」
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2
標準
Cymbopogon tortilis var. goeringii (variety of grass closely related to lemongrass)
作例 · 標準
オガルカヤの根元を掘り起こしてみると、微かにレモングラスに似た爽やかな香りが漂った。
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日当たりの良い斜面に、細長い葉を茂らせた刈萱が逞しく自生している。
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植物図鑑を片手に、道端に生えている刈萱の種類を特定しようと試みた。
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3
標準
thatching grass
作例 · 標準
昔の農家では、秋になると刈萱を大量に刈り取って、茅葺き屋根の補修材料として乾燥させていた。
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刈萱の茂みをかき分けて進むと、草に隠れていた古い石仏がひっそりと現れた。
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「ここの屋根、刈萱で葺いてあるんだって。昔の人の知恵はすごいね」
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