一等国
いっとうこく
名詞
標準
first-class power
文例 · 用例
加ふるに当時遼東半島還附の遺恨問題あり、心ある国民は臥薪甞胆の意気燃ゆるが如く、何時かは世界第一等国民となつて、彼等を見返し呉れんと奮励努力せしが故に、十年の歳月甚だ長からずと雖も、其間に日本の国力は驚くべき発展を為せしなり。
— 押川春浪 『警戒すべき日本』 青空文庫
日本は一躍して世界一等国の班に列せり。
— 押川春浪 『警戒すべき日本』 青空文庫
今日の日本は、千の平凡人よりも一人の快男児を要し、十万百万の平凡人よりも、一人の英雄豪傑を要する時代なり、大英雄、大豪傑出でずんば、日本は世界の大舞台に立つて、宇内の第一等国となる能はず。
— 押川春浪 『警戒すべき日本』 青空文庫
あなたのような人が、十人いたら、支那は名実ともに世界の一等国になります。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
二十五年の歳月が聊かなりとも文人の社会的位置を進めたのは時代の進歩として喜ぶべきであるが、世界の二大戦役を終って一躍して一等国の仲間入りした日本としては文人の位置は猶お余りに憐れで無かろう乎。
— 内田魯庵 『二十五年間の文人の社会的地位の進歩』 青空文庫
「こんな顔をして、こんなに弱っていては、いくら日露戦争に勝って、一等国になってもだめですね。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
明治時代は、日本が外国の物質的文明を受け入れて、一躍世界の一等国となった時代である。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
私どもは、日本の工業力が躍進したとか、日本人が世界的発明をしたとか耳にしますが、これを全体的に考え、かつしずかにおちついて調べてみますと、わが国一般国民の科学力は、とても一等国らしいところはなく、三等国以下ではないかと思われる節もあります。
— 海野十三 『『火星兵団』の作者の言葉』 青空文庫
作例 · 標準
20世紀初頭、日本は産業革命を経ていっとうこくの仲間入りを目指した。
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経済力だけでなく、文化的な影響力もいっとうこくの条件とされることがある。
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彼はいまだに、自国をいっとうこくだと信じて疑わない。
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かつて世界をリードした、いっとうこくの栄光は今や昔日のものとなった。
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