重きを置く
おもきをおく
表現動詞-五段-カ行
標準
to emphasize
文例 · 用例
私は常識に重きを置く別種の系統の成立不可能を確実に証明するだけの根拠を持たない。
— 寺田寅彦 『相対性原理側面観』 青空文庫
この大乗仏教のみ日本に根付いたという理由は、大乗仏教の現実理想化の思想、無私と慈悲を説く思想、個人主義を排斥して社会生活、国家生活に重きを置く思想、光明的進取的の思想等、ことごとく日本の民族精神に共鳴せられるところのものであるからであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
そして私が非常に健康と云うことに重きを置く場合に遭遇する。
— 夏目漱石 『文芸は男子一生の事業とするに足らざる乎』 青空文庫
其時に於て豫審判事は聞取書と被告の申立と孰れに重きを置くでせうか。
— ‘V NAROD’ SERIES’ 『A LETTER FROM PRISON』 青空文庫
六 世間に重きを置く心持が死に重きを置く心持と続いてゐるのなども面白い。
— 田山録弥 『正宗君について』 青空文庫
従つて、『小説作法』などゝ言ふことは、さう大して重きを置くべきでない。
— 田山録弥 『小説新論』 青空文庫
そのAなりBなりが、A、Bといふ箇の特色の方を色濃くせずに、寧ろ人間といふ全の方について重きを置くやうになるといふことは、この心理の自己の縦断といふ処から起つて来ることであつて、この境地に達することは、わけがないやうに見えて実は甚だ難かしい。
— 田山録弥 『心理の縦断と横断』 青空文庫
現代に重きを置く人は、いつか現代の旋廻軸に触れて転換して行くのを気附かずにゐる人である。
— 田山録弥 『現代と旋廻軸』 青空文庫
作例 · 標準
例句