払いのける
はらいのける
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to ward off
文例 · 用例
青扇はその視線を片手で払いのけるようにしながら、「その胸像の額をごらんください。
— 太宰治 『彼は昔の彼ならず』 青空文庫
あなたは、私の視線を、片手で、払いのけるようにして、いいから僕に貸しておくれ、けちけちするなよ、とおっしゃって、それから雨宮さんのほうに向って、お互、こんな時には、貧乏は、つらいね、と笑っておっしゃるのでした。
— 太宰治 『きりぎりす』 青空文庫
(野中)(力弱くそれを片手で払いのけるようにして)それは、お前から、菊代さんにやってくれ。
— ―――一幕三場 『春の枯葉』 青空文庫
」私は顔を揚げて、佐伯の告白を払いのけるように片手を振った。
— 太宰治 『乞食学生』 青空文庫
お勝は襲いかかってくる暴漢を払いのけるように、隻手をその方にやって一方の手で起きようとした。
— 田中貢太郎 『放生津物語』 青空文庫
これをつかんだままで強く払いのけると、その貝殻が顔にあたって目をぶたれたか、鼻をぶたれたか、義助も顔をおさえて立ちすくんでしまった。
— 岡本綺堂 『恨みの蠑螺』 青空文庫
これを払いのけるためには簔虫の足は全く無能である。
— 寺田寅彦 『簔虫と蜘蛛』 青空文庫
幾月ものあいだ私はその猫の幻像を払いのけることができなかった。
— THE BLACK CAT 『黒猫』 青空文庫
作例 · 標準
厄介な訪問者を、彼はきっぱりと払いのけた。
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鬱陶しい蚊を、手で払いのけた。
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心に浮かぶ不安な気持ちを、どうにかして払いのけたい。
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