西の丸
にしのまる
名詞
標準
western citadel
文例 · 用例
そのころは既に広重の出世作、『東海道五十三次』(保永堂板)は完成され、葛飾北斎の『富嶽三十六景』が、絵草紙屋の店頭に人目を驚かしていたのであるが、その地図にある定火消屋敷で、広重が生れ、西の丸のお膝下で、名城と名山の感化を受けていたのだと思うと、晩年に富士三十六景の集作があったのも、偶然でない。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
この火に江戸城の本丸並びに二三の丸も焼けたので、将軍家綱は西の丸に避難した。
— 田中貢太郎 『日本天変地異記』 青空文庫
が、丁度西の丸の太鼓櫓の下の空地だ、真昼間。
— 泉鏡花 『妖魔の辻占』 青空文庫
江戸では十一月十七日に、忠之が老中に呼ばれて西の丸へ出た。
— 森鴎外 『栗山大膳』 青空文庫
寛永十年二月上旬になつて、中二三日を隔てゝ、忠之は前後三度西の丸へ呼ばれて老中の取調を受けた。
— 森鴎外 『栗山大膳』 青空文庫
これから二三日立つて、忠之は老中に西の丸へ呼ばれて宣告を受けた。
— 森鴎外 『栗山大膳』 青空文庫
……北の丸、西の丸、西丸下、本丸があって二の丸がある。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
大手門内を、城代の詰所を過ぎて北へ行くと、西の丸である。
— 森鴎外 『大塩平八郎』 青空文庫
作例 · 標準
大阪城の西の丸庭園は、桜の名所として知られている。
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江戸城の西の丸には、将軍の隠居所があったと言われている。
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城跡を散策すると、かつての西の丸の広大な敷地が偲ばれた。
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