殆
ほとほと
副詞頻度ランク #20361 · 青空 242 例
標準
quite
文例 · 用例
而も骨を折つた結果は、大抵の場合自分は気拙くなり、相手には殆んど役に立たないやうな次第です。
— 中原中也 『近時詩壇寸感』 青空文庫
もし相手がやはり詩人である場合は、随分容易に話が通じ、又互ひに利するのかも知れませんが、今の所私は、詩論といふものは殆んど無益だと諦め切つてゐる有様です。
— 中原中也 『近時詩壇寸感』 青空文庫
あとは、殆んど心に残つてをりません。
— 中原中也 『近時詩壇寸感』 青空文庫
草野君は酒を飲んで酔ふと殆んどそのたびに眠る。
— 中原中也 『草野心平詩集『母岩』』 青空文庫
どういふつもりで付けたのかまだ訊ねてみないが、僕が勝手に想像する所では、無口でそつとしておいて貰ひたい男が、誰でもが多かれ少なかれ感じてはゐても余りに底深い、流れだとして殆んど全く触れないで過ぎる態の非情を、人目にも立たず浚渫してゐるといつた風の心得であらうと思ふ。
— 中原中也 『詩集 浚渫船』 青空文庫
だが現今の殆んど全ての文芸作品はその手紙に似てゐる。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
それは恰度、音楽に鈍感な女の人が、オーケストラを聴いてゐて、フリュートなぞが単独に吹奏される部分でだけ、音そのものの物理的な快味にだけ感じ入るのに似てゐて、私は明治以降の殆んど全ての文学者が、外国文学の作品を読む時も、そんなやうなものであつたと云つても、強ち過言とは思はないのである。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
かくてこそ、かの成巧者達が、大抵頸の硬い中庸主義者であり、殆んど理論なくカンでばかり体験し、苦労を咬み殺した人達であることが分ります。
— 中原中也 『我邦感傷主義寸感』 青空文庫
作例 · 標準
あまりのことに、彼はほとほと困り果てていた。
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彼の無責任な態度には、ほとほと愛想が尽きた。
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この一年、ほとほと疲れることが多かった。
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