槻の木
つきのき
表現名詞
標準
Japanese zelkova
文例 · 用例
そこに突つ立つてゐたのは、旅商人らしい一人の男で、三日にあげず、彦山から槻の木へ通つてゐるので、茶店の爺さんとは見知り越しの仲でした。
— 薄田泣菫 『小壺狩』 青空文庫
槻の木は、月経その他の場合にこもる、つきごもり(晦日の語原)の屋の辺に立つてゐたのだ。
— 「餓鬼阿弥蘇生譚」終篇 『小栗判官論の計画』 青空文庫
神迎へに出居る屋で、其上には、槻の木があつたのだ。
— 「餓鬼阿弥蘇生譚」終篇 『小栗判官論の計画』 青空文庫
と、横門の少し向こうに、槻の木がこんもり茂っていたが、そこから二人の人影が出た。
— 国枝史郎 『猫の蚤とり武士』 青空文庫
或は高というのは郷の名でも、作者の意識には、「高い槻の木」ということをほのめかそうとしたのであったのかも知れない。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
そこで、一首の意は、長谷(泊瀬)の、槻の木の茂った下に隠して置いた妻。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
傍らの槻の木を楯にとり、大竹藪を背後にし、青竹の杖を差しつけたまま、頼春は途方にくれて立った。
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫
……が、娘は」 この時傍らの大槻の木の、てっぺんあたりから雪のように白い、布のようなものが舞い下りて来た。
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫
作例 · 標準
街路樹には、大きく育った槻の木が並んでいる。
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槻の木は丈夫で美しい木材として、昔から重宝されてきた。
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秋には、槻の木の葉が鮮やかな黄色に色づく。
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