阿兄
あけい
名詞
標準
elder brother
文例 · 用例
『どうしても阿兄の子だ、面相のよく似ているばかりか、今の声は阿兄にそっくりだ』となおも少年の横顔を見ていたが、画だ、まるで画であった!
— 国木田独歩 『河霧』 青空文庫
孝孺之を目して涙下りければ、流石は正学の弟なりけり、阿兄 何ぞ必ずしも 涙|潜々たらむ、義を取り 仁を成す 此間に在り。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
阿兄さんもわざわざ御苦労さまでございました」 この返事を聴いた栄之丞もほっとした。
— 岡本綺堂 『籠釣瓶』 青空文庫
皆は表面こそ『阿兄!
— 菊池寛 『入れ札』 青空文庫
が、それは六七年も前のことで、今では『浅阿兄、浅阿兄』と、浅にばかりくっ付いている。
— 菊池寛 『入れ札』 青空文庫
と云ふのは、水沢継子さんの阿兄さん――継子さんもそう云つてゐますし、わたくし共も矢はりさう云つてゐましたけれど、実はほんたうの兄さんではない、継子さんとは従兄妹同士で、ゆく/\は結婚なさるといふ事をわたくしも予て知つてゐたのでございます。
— ――「近代異妖編」 『停車場の少女』 青空文庫
その阿兄さんのところへ尋ねて行く継子さんはどんなに楽いことでせう。
— ――「近代異妖編」 『停車場の少女』 青空文庫
」 継子さんの阿兄さんは嬉しさうに私どもを迎へてくれました。
— ――「近代異妖編」 『停車場の少女』 青空文庫
作例 · 標準
阿兄の例文