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足捌き

あしさばき
名詞
1
標準
文例 · 用例
ゼーロンの脚さばきは跛であったから駆ければ駆ける程乱雑な野蛮な音響を巻き起し、口腔をだらしもなく虚空に向けて歯をむき出し、二つの鼻腔から吐き出す太い二本の煙の棒で澄明な陽光を粉砕した。
牧野信一 ゼーロン 青空文庫
」 私には望遠鏡がなかつたので、誰が誰やら一向に見定めもつきませんでしたが、私は堅く村長の言葉に信頼して、あとから/\三々伍々と打ち続いて来る見るも華麗な野中の行列隊が、駒の脚さばき賑々しく次第に近寄つて来る光景を、しつかりとドリアンの轡をとつたまゝ異様に颯爽たる心地で見守りました。
牧野信一 馬上の春 青空文庫
人をのせた二頭の馬が、その中を軽い脚さばきで駈けぬけてゆく。
第七分冊 新書太閤記 青空文庫
――また家忠(松平)や、家信、家員らも、助力して、工は昼夜をわかたず、起き番、寝番、四組にわかれて、できるかぎり早くしておけ」 と、即座に命じて、それからの帰途は、駒の脚さばきも爽やかに、信雄と馬上の談笑を交わしながら清洲へもどった。
第十分冊 新書太閤記 青空文庫