革鞭
かわむち
名詞
標準
文例 · 用例
その草地のまん中に、せいの低いおかしな形の男が、膝を曲げて手に革鞭をもって、だまってこっちをみていたのです。
— 宮沢賢治 『どんぐりと山猫』 青空文庫
別当がこんどは、革鞭を二三べん、ひゅうぱちっ、ひゅう、ぱちっと鳴らしました。
— 宮沢賢治 『どんぐりと山猫』 青空文庫
聞えるものは雪婆んごのあちこち行ったり来たりして叫ぶ声、お互の革鞭の音、それからいまは雪の中をかけあるく九疋の雪狼どもの息の音ばかり、そのなかから雪童子はふと、風にけされて泣いているさっきの子供の声をききました。
— 宮沢賢治 『水仙月の四日』 青空文庫
革鞭と樫の棒との間斷なき脅威、粗食と過勞と濕氣のための病氣――反抗の氣力も、性格さへもなくしてしまつた人夫達が、最後に解放されて吹雪のなかへ出てゆき、死物狂の復シユウに立ち歸るまでのことが重々しい印象で書かれてゐる。
— ------------------------------------------------------- 『『戰旗』『文藝戰線』七月號創作評』 青空文庫
その草地のまん中に、せいの低いをかしな形の男が、膝を曲げて手に革鞭をもつて、だまつてこつちをみてゐたのです。
— 宮沢賢治 『どんぐりと山猫』 青空文庫
別当がこんどは、革鞭を二三べん、ひゆうぱちつ、ひゆう、ぱちつと鳴らしました。
— 宮沢賢治 『どんぐりと山猫』 青空文庫
聞えるものは雪婆んごのあちこち行つたり来たりして叫ぶ声、お互の革鞭の音、それからいまは雪の中をかけあるく九疋の雪狼どもの息の音ばかり、そのなかから雪童子はふと、風にけされて泣いてゐるさつきの子供の声をききました。
— 宮沢賢治 『水仙月の四日』 青空文庫
「虹……まさにそれは、革鞭のような虹でした。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫