悪たれ口
あくたれぐち
名詞
標準
abuse
文例 · 用例
叔母さんには、なんでもちゃんと判ってるんだから、つまらない悪たれ口はきかないで、お菓子でもたべて、きょうはまあ、お帰り。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
小世帯を切り廻して来ましたから、量目の足りない品を御用聞きに突き返すときの苛め口なぞ、そりゃ、とても辛辣なものですよ」 酒が廻って来たせいか、なおもこれに続いて嘉六は、おきみの家庭にいたときの悪たれ口を二つ三つ叩きました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
」と悪たれ口を吐き棄てて擦違って駈出した。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
倉地に悪たれ口をきいた瞬間でも葉子の願いはそこにあった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
間もなく台の茶屋の亭主が、老父のよりも激しい悪たれ口を聞いて、久良を拉しに来るであらう。
— 牧野信一 『木枯の吹くころ』 青空文庫
そんなにして養育て貰ッても露程も有難いと思ッてないそうで、この頃じゃ一口いう二口目にゃ速ぐ悪たれ口だ。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
『お廻り来い、裸で来い、こっちで罰金とってやる』悪たれ口をついて、子供達は裸で逃げ出した所である。
— 宮島資夫 『四谷、赤坂』 青空文庫
彼は彼等に馬鹿だの間抜だのとあらゆる悪たれ口をたたき、私を医師と話させることは必要なのだと言い、例の海図を彼等の面先に振り※してみせ、宝探しに行くことになっているその日になって条約を破るなんてことが出来るかと尋ねた。
— 宝島 『宝島』 青空文庫
作例 · 標準
例文1
例文3
例文5
例文7