いの一番
いのいちばん
表現
標準
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文例 · 用例
いの一番に言わなきゃァならねェ肝心なのを忘れて居たよ。
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫
日本のダルマさんが向う鉢巻でタワシ細工の熊に乗っていの一番に飛び出す。
— 夢野久作 『キューピー』 青空文庫
今度の触出しについて、梟娘は何うしてもいの一番に願ひ出なければならないのであつたが、その家が富裕であるので、親たちも遠慮して差控へてゐるのを、町役人どもが相談して先づ親たちにも得心させ、その次第を書きあげて差出すと、係りの役人も額を皺めた。
— 岡本綺堂 『梟娘の話』 青空文庫
いの一番のお弟子入よ。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
「あたいだッて、たましいはあらア、ね」吉弥は僕の膝に来て、その上に手枕をして、「あたいの一番好きな人」と、僕の顔を仰向けに見あげた。
— 岩野泡鳴 『耽溺』 青空文庫
シー子の前では又、お前こそ俺のいの一番のシー子さんだと言明する。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
「有一館の時代だったら、金硫黄と塩酸加里で覘われるところだったね」「そうだなあ、曰く伊沢道之、曰く山田三造、そう云う壮士に、いの一番に覘われているところだったね」 二人は無邪気に笑い合った。
— 田中貢太郎 『雨夜続志』 青空文庫
いの一番に参詣して一年中の福徳を自分一人で受ける考え――朝はちょっと人が薄く、午前十時頃からまた追々雑踏するが、昼の客は割合にお人柄で、夕刻から夜に掛けてお店者並びに職人のわいわい連中が押して来て非常な騒ぎとなる。
— 熊手を拵えて売ったはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
作例 · 標準
セールの開店時刻には、いの一番に店に入ることを目標にしていた。
朝礼で最初に発言したのはいの一番だった。
プロジェクトが始まった時、いの一番に手を挙げたのは彼だ。
新商品がリリースされると、いの一番に購入する顧客がいる。